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澤田悠輔大学院生(H28.3月修了)の論文がScientific Reportsに掲載

神経損傷マーカー“神経細胞特異的酵素(NSE)”は炎症があると神経細胞ではなくグリア細胞で産生される
Inflammation-induced reversible switch of the neuron-specific enolase promoter from Purkinje neurons to Bergmann glia
Yusuke Sawada, Ayumu Konno, Jun Nagaoka & Hirokazu Hirai

脳内で炎症が起こるとグリア細胞(アストロサイト)の中でそれまで眠っていた神経細胞特異的酵素(Neuron-Specific Enolase: NSE)を作る遺伝子(NSEプロモーター)が働き出しNSEが産生され、神経細胞では逆にNSEを作る遺伝子が抑えられNSEが消失すること、さらにこの変化は炎症が収まると元に戻ることを発見しました。今回の発見は、脳疾患の診断精度の向上や、細胞レベルでの病態の理解に役立つことが期待されます。
Scientific Reports 6, Article number: 27758 (2016)

プレスリリース:
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)のホームページ
群馬大学のホームページ

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