平成27年度 大学院生・学部学生募集
生命医科学専攻修士課程(医科学修士、医学修士)・医科学専攻博士課程
  大学院生はTA, RAのいずれかで、経済的にバックアップされます。
  国内海外学会において発表する場合は、研究費から旅費のサポートを受けることができます。


本年度(H27年度入学)
博士課程募集 願書出願期間 未定



研究テーマ

幹細胞移植、ウイルスベクターを用いた脊髄小脳変性症の治療法開発
 

難病、脊髄小脳変性症(SCA)の治療法開発に取り組んでいます。SCAモデルマウスの作成、運動失調の解析、免疫組織染色法、電気生理(スライス・分散神経細胞培養パッチクランプ)を通して病態解明を行うとともに、ウイルスベクターを用いた治療用遺伝子導入、及び幹細胞注入による疾患の治療法確立を目指しています。


本研究室は大きく電気生理グループと分子生物学グループに分かれています。


  • 電気生理グループは細井助教、飯塚助教が直接の指導教員です。細井助教はパッチクランプを開発してノーベル医学生理学賞を受賞したドイツのNeher教授の研究室で5年間の研究実績があります。
  • 分子生物学グループは、ウイルスベクターの作成、幹細胞の分離・培養、疾患モデル動物への投与とその効果の解析を行っています。中村准教授と今野助教が直接の指導教員です。中村准教授はハーバード大学ベスイスラエル病院から帰国したばかりの新進気鋭の研究者で、SCA治療法の確立を目指しています。
記憶・学習を制御する脳の分子メカニズムの解明
 小脳運動学習の分子機構の解明
細胞・脳部位特異的遺伝子発現ウイルスベクターの開発
 レンチウイルスベクター・アデノ随伴ウイルスベクター



研究室旅行2012軽井沢(長野)、北軽井沢(群馬)
2011の新歓旅行(榛名湖畔)の様子
 平成23年度大忘年会(H23.12.22)、平成24年度新年会(H24.1.4)の様子


入学試験日程
詳細はお問い合わせください。
医科学修士(医学修士):
出願受付 平成26年8月初旬
試験期日 平成26年9月初旬予定
合格発表 平成26年9月下旬予定

 
詳細はこちらをご覧ください
http://www.med.gunma-u.ac.jp/admissions/grad/biomed_1.html
 
博士課程:
出願受付 平成26年8月下旬予定
試験期日 平成26年9月下旬予定
合格発表 平成26年10月下旬予定
 
詳細はこちらをご覧ください

http://www.med.gunma-u.ac.jp/admissions/grad/med_1.html
前橋市と群馬大学医学部の紹介
前橋市は群馬県の中央、南側に位置し、人口は約32万人です。すぐ隣の高崎市が34万人ですので人口65万人程度の街に住んでいる感じがします。大きなショッピングモール、150の専門店があるけやきウォークイオンモール高崎(前橋と高崎の間)が続けて2件オープンしました。
けやきウォークには紀伊國屋書店があり、またイオンモール高崎にも大きな書店があり長い間いても飽きません。

私は大学以降、神戸、フランクフルト、和光(埼玉)、メンフィス(米国)、金沢などに住みましたが、前橋の満足度はかなり高いです。車さえあればいろいろなところに出かけることができます。草津には2時間ほどかかりますが、軽井沢へは高速で1時間もかかりません。

東京にも近く時間を気にしなければ、在来線で1,890円で行くことができます(高崎―新宿間:1時間45分)。
群馬大学医学部は県庁所在地である前橋市の昭和キャンパスにあります。昭和キャンパスには医学科と保健学科に加えて生体調節研究所があり、群馬大学の医学生物学研究はほぼすべてが昭和キャンパスで行われています。昭和キャンパスの面積は、16万平方メートルと広く落ち着いて研究に専念できます(キャンパスの写真)。

群馬大学医学部は北関東(埼玉、栃木、群馬)で唯一の国立医学部で、北関東の中核的医療機関として発展してきました。平成17年6月には群馬大学重粒子線医学研究センターが設立され、平成21年3月に国内で3番目となる最新の重粒子線照射施設が医学部構内に完成しました。
このような大型プロジェクトが大学に認められることは極めて異例で、特に大学医学部に附属して治療、研究と人材育成に資するために建設されるという事例は現在建設中のハイデルベルグ大学を含めて世界で2カ所だけです。

研究面ではこれまでに、生命科学分野と医学分野の2つの21世紀COEプログラム、さらに生命科学分野でグローバルCOEが採択されており、放射線医学、細胞内シグナル伝達など世界トップレベルの研究が行われています。私は6年前に金沢大学から群馬大学に赴任したのですが、群馬大学には神経科学関連の研究室も多く、神経の分野においても優れた大学の一つと赴任前から認識していました。医学科と保健学科が同じキャンパスにあるのでキャンパス内に学生が多く活気があります。
大学院生(医科学修士)
出身学部は問いません。やる気のあることが最も大切な入学条件です。
大学院生(博士課程)
出身学部、これまでの経験は問いません。やる気のあることが最も大切な入学条件です。
学部学生
医学部学生の間から研究室に出入りし、その後、著名な教授になった人はたくさんいます。
しかし、それほどの意気込みは必要ではありません。
少し勉強したい学部学生(医学科・保健学科)を募集しています。
研究を行ってみたい人は気軽に研究室に来てください。見学だけでもOKです。
教室の方針
やる気があり、データが揃えば、学部学生、修士でもFirst authorで論文が書けるように指導します。
出身大学、出身学部は重視しません。全く研究をしたことがない人でも、数カ月すると1人でバリバリ研究しています。
自分の力を試したい学生を歓迎します。
将来、臨床医を希望する人は、臨床に役立つテーマで研究できるよう配慮します。
 興味をもたれたら、是非研究室見学にきて先輩院生の感想を聞いてみてください。
神経生理学分野 教授 平井宏和              
hirai■gunma-u.ac.jp (■は@に変えてください)