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2019.6.3-4 伊藤正男追悼国際シンポジウムの開催(東大伊藤国際学術研究センター)

昨年(2018年)の 12 月 18 日にご逝去された伊藤正男先生の追悼国際シンポジウムが6月3日−4日に開催されます。

教授の平井は1996年から2001年まで伊藤先生の研究室に研究員として所属し、伊藤先生の多大なご指導の元、小脳の研究を開始しました。平井が1996年にドイツから帰国し理化学研究所に勤務した当初は、伊藤研究室は国際フロンティア研究システム内にありました。1997年に伊藤先生が脳科学総合研究センターを設立され、伊藤研は脳科学総合研究センター・記憶学習機構研究チームに変わりました。

伊藤先生のご業績である、小脳プルキンエ細胞が抑制性ニューロンであることの確定、小脳運動学習理論の提唱とその神経回路機構の解明、小脳運動学習の基盤としてのシナプスの長期抑圧の発見とその分子機構の解明は神経科学の金字塔と言うべき業績として極めて高く評価されています。

伊藤先生は、日本神経科学協会(現日本神経科学学会)の設立、Neuroscience Research誌の創刊、理研脳科学総合研究センターやブレインサイエンス振興財団の設立など、多大な貢献をされました。さらに、国際脳研究機構の会長を永らく務められるなど、国際的にも多大な功績を残されました。

本国際シンポジウムは、伊藤正男先生の業績と世界の神経科学への貢献を偲び、今後の神経科学の発展の方向性を探る目的で、伊藤先生にゆかりの深い、日本神経科学学会、東京大学、理化学研究所等の有志が実行委員会を作り、企画しました。

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