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須藤さんの論文がCNS Neuroscience & Therapeutics (Impact Factor: 3.931)にアクセプト

脊髄小脳変性症1型(SCA1)モデルマウスに見られる進行性の運動ニューロン変性が、間葉系幹細胞の培養上清の静脈内投与、髄注にて顕著に抑制できることを見出しました。SCA1ノックインマウスでは、運動ニューロンは進行性に軸索、二次的に髄鞘が変性することが以前の研究で明らかになっていました。運動ニューロンの軸索が細くなり、軸索のまわりの髄鞘がはがれると神経伝導速度が遅くなります。SCA1ノックインマウスに培養上清を投与すると、軸索と髄鞘の変性が抑制され、神経伝導速度の遅延も抑えられました。培養上清を投与されたSCA1マウスは、間葉系幹細胞を培養する前の培養液を投与したコントロールのSCA1マウスに比べて、運動試験の成績が有意に高いことがわかりました。
以上の結果は、間葉系幹細胞から分泌される因子が運動ニューロン変性を抑えることを示しており、今後の臨床応用が期待されます。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27140210
http://onlinelibrary.wiley.com/journal/10.1111/(ISSN)1755-5949

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