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平井宏和教授のタンパク質リン酸化酵素(PKC)に関する総説がCerebellumに掲載されました。

Protein Kinase C in the Cerebellum: Its Significance and Remaining Conundrums
Hirokazu Hirai
Cerebellum (2017)
First Online: 13 November 2017
https://doi.org/10.1007/s12311-017-0898-x

http://rdcu.be/yq2E

PKCは今から40年前(1977年)に神戸大学の西塚らにより、ウシの小脳から精製されました。西塚らはその後、PKCがカルシウムと細胞膜から生成されるジアシルグリセロールによって活性化することを明らかにしました。この業績は10年間論文引用世界一となり、ノーベル賞候補に毎年上がることとなりました。このように小脳のPKCは西塚らの研究の原点とも言えるのですが、成熟小脳におけるPKCの役割は未だに明らかになっていません。この総説では、小脳におけるPKC研究の歴史と、未だ解明されていない疑問を紹介します。

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