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AAV-PHP.Bに関する論文がMolecular Therapy誌(IF:7.008)に掲載されました。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1525001619300577

医学部(医学科)には3年生の7月に4週間、研究室に配属される基礎医学実習があります。昨年やってきた4名の学生(田中君、箱田さん、増田君、宮田君)と松崎助教らが行なった研究成果が米国遺伝子細胞治療学会のオフィシャルジャーナルMolecular Therapy(インパクトファクター: 7.008)に掲載されました。

Neurotropic Properties of AAV-PHP.B Are Shared among Diverse Inbred Strains of Mice

Yasunori Matsuzaki, Masami Tanaka, Sachiko Hakoda, Tatsuki Masuda, Ryota Miyata, Ayumu Konno, Hirokazu Hirai

マウスの血液脳関門を通り抜けるアデノ随伴ウイルスベクターに関する論文で、世界中の遺伝子治療研究者が開発競争を繰り広げるホットな領域です。我々は日本時間の2019年1月24日にMolecular Therapyに投稿しましたが、ペンシルバニア大のグループも同様の内容の論文(実質的には向こうの方が進んでいたのですが)を米国時間の1月24日に投稿しました。AAV-PHP.Bを発見したMIT・ハーバードのグループも同様の内容の論文を2月1日に、バイオアーカイブという正式発表前の論文を掲載するサーバーで公開しました(ただし、このサーバーでの公開は「発表」と見なされません)。

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